浅草の米久本店に行きました。
創業1886年(明治19年)、130年以上の歴史ある老舗の牛鍋屋です。
店の外観はとても風情があります。
花屋敷の近くという立地もいい感じです。
太鼓の音に迎えられて入店。
玄関で靴を脱いで絨毯敷きの廊下を歩き、1階大部屋奥の床の間前の席に通してもらいました。畳に絨毯を敷いた和室に、テーブル席という和洋折衷スタイルがしゃれた感じです。
土曜日午後4時ごろという早い時間の入店のため客はまばらで、店内はゆったり落ち着いています。
料理は牛鍋の“上”と“トク”のみ。違いを尋ねると、トクはサシが多く入っており脂身が多いとのことなので、上を注文。酒類はビール、酒、焼酎、ワインと一通りそろっています。櫻正宗の燗酒を注文です。
櫻正宗は一合瓶の瓶燗で、店の雰囲気にピッタリです。
酒をのんびり飲んでいるところに、コンロと鍋がセットされました。コンロはマッチで点火する古風なタイプ。鍋は通常のすき焼き鍋の半分ぐらいの小ぶりなものです。じっくり楽しむにはいいかもしれません。
上の肉は適度に脂身のある赤身で旨味があり美味。酒との相性もよく何杯でも飲めそうな気がします。味もよく雰囲気もいい。
メニューが牛鍋と酒のみでシンプルなため、サクッと食べて飲んでスッと出る、という飲み方ができる店です。他の老舗すき焼き屋と比べると、値段がリーズナブルなのもうれしいところです。
いい店だと思います。
↓応援クリック、ありがとうございます
コメントをお書きください