Urakasumi zen Junmai Ginjo
銘柄の特徴
協会12酵母に登録される浦霞酵母発祥の蔵として知られる佐浦は、1724年(享保九年)創業の老舗で、「本物の酒を丁寧に造って、丁寧に売る」という方針のもと、高品質な酒造りに取り組んできた。同社は地域の食文化に合った酒造りを重視しており、全国屈指の米どころである地元宮城県産の米を使用し、地元の魚、特に三陸名産の牡蠣やマグロとのマリアージュを意識した酒造りにこだわる。浦霞の特徴は、米の旨み、味と香りの調和がとれた上品で端麗な味わい、飲み飽きしない、ということ。その看板商品である禅は、当時国内であまり売れていなかった吟醸酒をフランスへ輸出しようという計画から1970年代前半に生まれた。結局その時は手続きの煩雑さのため、輸出を断念して国内販売に切り替えたそうだが、さらりとした上品な甘さとフルーティな香り、禅というネーミング、特徴的なラベルのデザイン、輸送と保管が楽な4合瓶での販売等は、グローバルなマーケットを意識した時代を先取りした商品だった。
香り
米のふくよかさと梨の瑞々しさを思わせる上品で控えめな甘い香り
味わい
上品だが米の旨味もしっかり感じられるすっきりとした味わい。まろやかでやさしい口当たり。香味のバランスが絶妙。
おすすめのシチュエーション
まろやかで優しい味わいは、なごやかな気分で飲みたいときにぴったり。また上品で控えめな香りは食中酒として最適。
総合評価: 4.5
飲みごろ:開栓後数日~
最適温度:32℃
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