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スペイサイド蒸留所見学記(5)

 

スぺイサイドクーパレッジ

 

蒸留所巡りの途中で、スぺイサイドクーパレッジを訪れました。クーパレッジとは、ウイスキーの熟成に欠かせない樽の製造補修工場のことです。ここはスコットランドでも有数の規模で、観光客に公開された見学コースがあります。

スペイサイド蒸留所、見学、クーパレッジ
[クーパレッジ ]

 

ビジターセンターで、受付を済ませて館内の展示を見学。ここには樽の歴史、樽の作り方、材質の特徴や、ウイスキーへの影響を説明したパネルが展示されています。それを読みながら進んだ後、ビデオを見ます。その後いよいよ工房で職人が作業する様子を実際に見学します。残念ながら工房の中には入れずガラス越しの見学になりますが、大勢の職人が黙々と作業する様子は実に見ごたえがあります。

スペイサイド蒸留所、見学、クーパレッジ
[工房 ]

ここでは側面の板に熱を加えて曲げながら形を作り、鉄の輪を金槌ではめていくという伝統的な手作業での工程を今も守り続けています。手際よく樽を組み上げる熟練の技には、思わず見とれてしまいます。1樽を4分以内で完成させるワールドレコード級の職人が2人いると説明員が誇らしげに語っていたのが印象的でした。

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