灘五郷酒蔵巡り_櫻正宗

世界一の酒産量を誇るといわれる灘で４つの酒蔵を巡りました。

梅田から阪神電車で約30分の魚崎駅で下車。スマホの地図を頼りに歩こうと思ったのだが、画面が小さいため全体像をつかみづらく弱っていたところ、運よく駅員さんが通りかかった。酒蔵を周りたいので周辺の様子がわかる地図はないか尋ねたら、「灘の酒蔵」というモデルルート付きのとても見やすい地図を出してくれ、にこやかに道を教えてくれた。

さすが日本一の酒どころ灘五郷の駅員さん、酒飲みに親切です。

感謝しながら教えてもらった道をたどっていくこと約５分、協会一号酵母の発祥蔵として知られる櫻正宗の記念館「櫻宴」に到着。櫻正宗は400年の歴史を持つ老舗蔵で灘の名水として名高い宮水を発見したことでも知られる名門。

この記念館は阪神大震災で倒壊した木造蔵跡地に建てられたもので、展示スペース、レストラン、カフェ、ショップ等がある複合施設。展示スペースはあまり広くないが、昔ながらの酒造工程を収めたVTRの上映、年輪を感じる酒造道具、昔懐かしい看板や酒瓶、ラベル、古酒など貴重な品々を見ることができる。

ショップで飲んだ「きき酒セット」の酒は以下の3種類で、どれも斗瓶から注いでくれるという中々気が利いた演出で、量り売りもしている。

大吟醸櫻華一輪（おうかいちりん）

吉川町産山田錦35%精米の大吟醸酒でふくよかな香り。

純米吟醸金稀（きんまれ）

こちらも吉川町産山田錦の60%精米。芳醇でコクがある。

純米原酒灘の生一本

兵庫県産山田錦100％使用の純米原酒。やや辛口で米のふくらみを感じる。コクと旨味のバランスがよい。 

 今回は昼間に行ったため開いていなかったけど、飲食店に力を入れている感じの施設だったため、機会があれば2階にあった「三杯屋」という呑処にも行ってみたいと思いました。