⒋日米文化会館の英語講習
今日はリトルトーキョーの日米文化会館での日本人向け英語講習に来てみた。ここのことはホテルの宿泊客であるヤナギさんに教えてもらった。日本人が集まるホテルに泊まるいちばんのメリットは、なんといってもこういった日本人向けの情報が入手しやすいことだろう。
この講習会は月~木夕方、3時間、18時から21時まで開かれている。17時40分ごろに着くと、集会室のドアの前で開場時間を待っている人が2人いた。開始10分前にドアが開くとのことだ。前に並んだ女の人は語学留学の学生で、ここには時々来ているそうだ。けっこうかわいい。ロサンゼルスに来て1年らしい。待ってるうちに人数が増えてきて10人以上になった。
名前を登録しただけで簡単に受講が認められた。特別な入会制限はなく、受講費は年会費50セントのみという安さだ。日本人の話し相手を求めて参加する人もいれば、英語習得の必要に迫られた真剣な人まで受講者は様々だ。学生から老人まで年齢も幅広い。メンバーの入れ替わりは激しいようだが、気が向いたときだけたまに参加するというスタイルで、長く通っている人も少なくないようだ。しばらく来ていなかった人が久しぶりに顔をだすといったことも珍しくないそうである。
先生は日系アメリカ人のリチャード塩田さん。50歳前後だろうか。ボランティアで教えているようだ。隣人と英語で挨拶したあと、順番に自分の相手をみんなに向かって紹介するという形で授業が始まった。内容は会話の練習、基本的なフレーズの習得、リスニングの基礎等多岐にわたった。夜、日本から遠く離れた場所で、知らない人達と英語の授業を受けていると思うと、何だか不思議な気がした。途中15分間の休憩があった。いろんな人の話が聞けて面白かった。日本人との会話を求めて受講している日系人のおじさんやおばさんは、地元の方ならではの現地情報や変わった経験談をいろいろ教えてくれた。全体を通して和やかで明るい雰囲気の授業だった。