· 

真夏の熱闘、全国燗酒コンテスト

全国熱燗コンテスト

8月1日全国燗酒コンテストのスタッフを務めました。

 

当日朝8時に開催場所である神保町の学士会館に集合したスタッフは約40人。皆日本酒大好き、燗酒大好きといった雰囲気に溢れています。準備があらかた完了したころ審査員が会場入りし、10時半に熱戦の火ぶたが切られました。

審査の方法は、審査員がブラインドで試飲した燗酒に点数をつけ、高い点数を獲得した酒をその年の優れた燗酒として選定するというもの。審査員は5人構成の9グループに分かれ、各グループ100種類弱の燗酒を審査。全部で1,000種類近くの酒を審査します。

スタッフは、燗をつけ審査員にサーブします。具体的には審査員のグループごとにスタッフ3人がチームを編成し、酒をチロリにセットする役、適温の燗をつける役、審査員に燗酒をサーブする役、をそれぞれ担います。それを1本につき90秒で回していきます。

 

次から次に燗をつけて提供するだけの単純作業ですが、やっているうちにとても楽しくなってきます。酒の香りにつつまれて、全国からエントリーされた様々な酒のラベルを読み、酒米や仕込み水の種類、蔵の想いなどから味を想像しつつ燗をつける。中々に幸せな時間です。最後の1本をつけるときは名残惜しい気持ちになりました。

真夏のこの時期に熱燗?と思う方もいらっしゃるでしょうが、結果発表と表彰式を燗シーズンが本格的に到来する10月初旬に行うには、8月のこの時期にコンテストを行う必要があるのでしょう。

 

それにしても流石は燗を愛する方々、この暑い中で審査員も、事務局も、スタッフも、嬉々として審査を進めていきます。酒を愛する人たちの幸せそうな顔と、熱い思いが溢れる会場にはとてもいい気が流れていました。この場に参加することができたことに感謝です。熱燗だけあって、まさに熱い時間を過ごしました。

 

 

結果発表が楽しみです。

↓応援クリック、ありがとうございます