とある3月の週末、海里に乗って新潟から酒田までの呑み鉄旅を楽しみました。
海里は「新潟・庄内の食と景観を楽しむ」をテーマにした四両編成の観光列車で、週末を中心に、新潟と酒田間を1日1往復しています。各車両に特色があり、
1号車は通常の指定席、2号車はコンパートメント、3号車は売店。そして4号車は新潟・庄内地方の料亭やレストラン監修の食事と飲み物を供するダイニングカーで、旅行商品として販売される特別車両。4号車に乗ってみました。
列車は、朝10時11分に新潟駅を発車。しばらくすると乗務員さんが飲み物のオーダーを取りにきてくれました。
ビール、ワイン、日本酒がありますが、ここはまよわず日本酒です。まずは、大洋盛の海里限定ボトルを注文。新潟の酒らしく、端麗辛口でキレが良く飲み飽きない味。ラベルの海里のロゴが旅を盛り上げます。
酒を飲んでいると、新潟の老舗料亭 一〆(いちしめ)の料理が運ばれてきました。蟹、海老といった海鮮や村上牛など新潟ならでは食材を使用した日本料理を食べながら飲む新潟の酒。最高です。
2杯目は、大洋盛特別純米。これも癖がなくすっきりした味わいで飲みやすい。料理の味を邪魔しない食中酒にぴったりの酒です。
3杯目は山城屋 Standard class純米大吟醸。柑橘系の上品な香りと端麗辛口のきれのよさが料理を引き立てます。日本海の絶景を見ながら味わう酒と料理。
贅沢すぎる。
「海里」が走る羽越本線は日本海のすぐ近くを走る区間があり、村上からあつみ温泉の約1時間、車窓に広がる日本海の景観を楽しめる。
特に、桑川駅付近の名勝「笹川流れ」は、日本海の海岸線にたくさんの奇岩が立ち並ぶことで知られる景色の美しい区間です。桑川駅では20分の停車時間があり、駅から出て日本海を間近に眺めることができます。
桑川駅発車の際に車内放送で運転士さんからの挨拶があり、旅情をくすぐります。出発してすぐの絶景ポイントでは、景色がよく見えるようにと徐行までしてくれ、至れり尽くせりのサービスです。
列車は13時20分に時間通り酒田駅に到着し3時間9分の旅はあっという間に終わりました。とてもいい時間でした。
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