日本3大酒どころの一角を占める京都・伏見。駅を出るとすぐの商店街アーケードには日本酒のまち京都・伏見という大きな垂れ幕が下げられており、伏見の酒を飲ませる飲食店や酒器を販売する店などがあり、灘に劣らず日本酒を前面に出して町おこしをしていることが伺える。
ここでは、ぶらぶらと歩きまわって酒の町の風情を堪能し、点在する蔵を見学するといった楽しみかたができます。
近鉄京都線桃山御領駅から大手筋商店街抜けて川に向かって7~8分ほど歩くとキザクラカッパカントリーがあります。ここは伏見の酒造メーカー黄桜が運営する酒のテーマパークで、キャッチフレーズは「地ビールとお酒の天国」。地酒や地ビールの飲み比べをしながら和食が食べられる居酒屋、イメージキャラクターであるカッパの資料を集めた「河童資料館」、酒造道具や黄桜の歴史資料を展示する「黄桜記念館」を併設する複合施設だ。
「河童資料館」と「黄桜記念館」を見学して中庭に出ると、ビールと日本酒を売るテントが張られておりテーブルがいくつかおかれている。天気がいいので木陰のテーブルで酒を飲むことにしました。気持ちいい風が吹く木陰で飲む日本酒は最高だ。直売店限定の大吟醸と樽酒の2杯を飲んみました。
庭には、2種のカッパの像が設置されている。気持ちよさそうに泳ぐカップルの像と魚と戯れる姉弟か親子と思われるカッパの像だ。どちらも仲がよさそうでおだやかな表情がとてもいい。見ているだけで癒される。
カッパカントリーは居酒屋の人気が高いようだが、天気のいい日は庭で飲むのもお勧めです。
黄桜から歩いて4~5分、今度は月桂冠の大倉記念館。月桂冠発祥の地に建つ酒蔵を改装して造られており、1637(寛永14)年、徳川家光の時代に創業した「月桂冠」の歴史と明治時代の蔵の様子を伝える博物館だ。
見学の順序は、まずホールで酒造りの工程を紹介するビデオを鑑賞した後、展示室に移動し、月桂冠の歴史に沿ってストーリー形式で展示された酒造道具等を鑑賞する。道具は京都市有形民俗文化財に指定されている貴重な品々だ。
展示室を出ると井戸があり、酒造に使われる伏見の名水、伏水(ふしみず)を飲むことができる。中庭もきれいで、この日は天気が良かったためとても気持ちよかった。
見学の最後には季節ごとに用意された10種類の酒から3つを選んで利き酒することができる。入館する際に支払う入館料600円に土産用のお猪口と3杯分の利き酒料が含まれている。どれも美味かった。
隣接する売店には、日本酒や関連商品等様々な商品が並んでいるが、私のお勧めは酒まんじゅう。ここでしか買えないようなので、売店に行かれた際にはぜひ購入することをお勧めします。
大倉記念館には一般見学のほかに、大倉記念館と、隣接する内蔵酒造場を巡る予約制の「酒蔵ガイドツアー」(土日祝をのぞく)もあり、原酒の充填体験、原酒の利き酒などもできるとのことです。
日本酒の町伏見で酒の町の風情を堪能しました。いい時間でした。
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