Kimoto no Dobu
銘柄の特徴
生酛のどぶは、奈良で三百年の歴史を持つ老舗の久保本家酒造が醸す生酛造りの純米にごり酒で、目の粗いふるいで越して、そのまま手詰め、瓶燗にて一回火入れを行うといった工程で作られています。にごり酒には珍しくきりっとした辛口でありながら、強い酸味と米の豊かな旨み、とろりとした舌触りを併せ持ちます。また、「どぶ」という名前からは意外なほどきれいな味わいです。
タンクごとに瓶詰めして出荷するため細かいスペックがそれぞれ異なり、そのためラベルに仕込みタンクの番号と、日本酒度が印字されているのも特徴のひとつです。
そしてこの酒の最大の特徴は、温めると米の甘みと旨味が増し、酸味と素晴らしいバランスで調和することです。60℃以上の温度で飲むことをおすすめします。
香り
乳酸系のまろやかな酸の香りと、かすかな甘さ。
味わい
トロリとした感触。キリッとした辛み、上品でかすかな甘みと落ち着きのある旨み。
60℃以上の燗にすると味わいとキレが絶妙な調和を見せる。
おすすめのシチュエーション
飛び切り燗以上の高い温度で燗をし、濃い味の料理と共に味わう
総合評価: 4.5
飲みごろ:開栓後1週~
最適温度:60℃
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