大西屋_大宮

2023/02/17

大宮駅から氷川神社へ向かう一宮通り沿いにある大西屋は、大正末期創業。

大宮で一番古いと言われる酒屋で、太宰治が訪れたとも言われる老舗です。

角打ちをやっていると聞いたので行ってみました。

大宮
[大西屋]

夕方6時過ぎに店に到着。黒塗りの風格ある店の軒灯が、暗がりにほんのりと浮かび上がり風情があります。

 

店名は「銘酒肆 大西屋」。

 

“めいしゅし”は、酒を出す色っぽい店「銘酒屋(めいしゅや)」と酒を売る店「酒肆(しゅし)」をかけた造語で、先代が遊び心でつけたそうです。

大宮
[レトロな店内]

中に入ると昔ながらの酒屋といった内装が、温かみのあるシャンデリアに照らされレトロ感抜群です。

 

私が一番乗りのようでまだ誰もいません。

 

店主に「角打ちをやってると聞いたんですけど、どうすればいいんですか?」と尋ねると、「好きな飲み物を選んでレジカウンターで会計したら、お好きな場所で飲んでください」とのこと。

 

カウンター脇に貼られたメニューを見ると、ウイスキー、ワイン、ハイボール等々バリエーション豊富。燗もつけてくれるようです。加えて冷蔵ケースの商品の値札が、店内で飲む場合と持ち帰る場合の2段表記になっており、全ての商品を店内で飲むことができます。

大宮
[燗酒とつまみ]

一杯目はおり酒にしました。コップ1杯300円。滑らかな飲み口とコク、上品な甘みで美味しい。飲んでいるところに常連さんと思しき女性が入店。慣れた感じでレジ脇に椅子を運んで座り、店主と話しながら飲み始めました。

 

またしばらくすると今度は男性の常連さんでしょうか、レジ横のカウンターに座り飲み始めました。

 

2杯目はコップでレンチンの燗酒300円。寒い日はやっぱりこれですね。

沁みます。

 

飲んでいると常連さんからつまみのおすそわけをいただきました。コップ酒と乾きのもののつまみ。これぞ角打ち、といった感じです。美味い!

 

遅ればせながら私もナッツを購入しお返しさせていただきました。

店主も常連の方もフレンドリーで、店の雰囲気も良く、良心価格。「ザ・角打ち」の良店です。楽しい時間を過ごせました。

 

角打ちは18時~21時